第11章、知ってるだけで得するライティング技

魔法の言葉は「あなた」 11-6

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これが魔法の言葉・・

なんて信じられないですか?

 

本当は「〇〇さん!」

と読み手の名前を書くのが一番良いのですが

なかなかそうもいきません。

 

都心の人混みの中、懐かしい昔の友人を見つけて

あなたは呼び止めたいとします。

 

そうですね、駅の改札付近を想像してみてください。

朝のラッシュの時間帯、

ちょっとやそっと呼びかけても

“その人”は振り向いてくれない。

 

あなたはこう呼びかけるとします。

「ちょっとすみません!」

 

誰一人として、振り向く人はいないでしょう。

やっぱり、「〇〇さん!!」ですよね?

 

「みなさん!!」でも反応はないでしょう。

 

どうしてか?

 

「自分事ではない」からです。

 

先ほどの例で呼び掛けるパワーの違いがわかったと思いますが

文章でも同じです。

手紙なら問題ありませんが

セールスライティングでは、

「他人事」から「自分事」に変換しなければいけません。

 

「みなさんは〜」

なんて書き始めたら

誰も他人事で聞く耳持ちません。

これは無意識的な問題でもあります。

 

 

これは施術サービスでの話です。

儲かっているそのお店にはいろんなノウハウがありましたが

その中の一つにこんな技がありました。

 

患者さんへ話し掛ける際には

必ずその人の名前をつけるのです。

不自然なくらい多くてもいいのです。

「〇〇さん、ここが痛みますか?」

「〇〇さんのこの辺、こってますね!」

 

これも無意識に「自分事」と捉えやすくなる

テクニックであり、文章にも同じことがいえるのです。

 

広くお客さんを取りたいがために

「みなさんにお知らせです!」

と言いたくなりますが、

「肩のコリが1ヶ月以上続いているあなたへ」

という方がメッセージの力は強くなります。

 

ここでもターゲットを絞る理由が

明らかになりましたね!

 

 

さて、次回は

「あなたは誰?私は・・・」

についてお話しますので、お楽しみに♪

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