魚は自分が濡れていることに気がつかない?

ビジュアルオーディット(Visual Audit)という言葉を聞いたことがありますか?

日本語では、視覚監査といいます。

企業のブランディングをする際に

現状のロゴやブランド状況を把握するために、

プロジェクトの最初にする調査のことを指します。

なぜ、わざわざこんなことをするのでしょうか?

会社のことは社長が一番詳しいのではないのですか? 

実はそうではありません。

例えば、私がセールスライティングをし始めたころの話ですが

自分が書いた広告文章は最高!素晴らしい仕上がりだ!

と満足していても、第三者が読むと

突っ込みどころが満載の使える文章じゃなかった。。。

こんなことってよくあることですよね?

WEBページ制作、デザイン、ライターに限らず

企業内でのプレゼン、報告書などでもよくあることです。

セールスライティングをする際は

あえて文章を書いて編集も終了した後

1晩寝かせる”のです。

時間が経って、冷静に文章を読み直すことで

「意外と自分目線の文章になっていて、書き直しだな」

と客観的な目線で読み返すことができます。

第三者的に、

自分が見える」ようになってくるのです。

冒頭のブランディングの場合も

自社の本当の現状って

社長ですら「見えていない」のです。

人のことはよく解り、批判することができますが

自分のことは。。。

“医者の不養生”という言葉も

「立派なことを言いながら実行が伴わないたとえ」

という表面的な意味の向こう側には

『人は自分のことは見えない』

もっと言えば、

人は自分のことは見ようとしない

…のかもしれません。

「だったらどうすればいいのですか?」

先に上手くやっている人、

第三者的に指導してくれる人から意見を聞くことです。

最近、聞いた言葉に面白いものがあります。

『魚は自分が濡れていることに気がつかない』

なかなか自分を見つめ直すことをする人はいません。

でも、それをする価値は十分あるでしょう。