価格にまつわる数字の秘密 11-5

突然ですが、質問です。

・988円

・1,000円

・1,012円

あなたは一体、どの価格が

お得感を出していると感じますか?

 

「キリのいい数字は正確さに欠ける」

 

フロリダ大学のマーケティング教授が

オークションの価格の決め方について

テストをした結果、そう感じられることがわかりました。

 

もっと極端な例も聞きたいですか?

 

790円と980円を比べたらどうでしょう?

 

人は「安い方を買いたい」と考える反面、

「質の良いものをより安く買いたい」

という心理も持っているので、

 

「980円の商品の方が、上質でありながら

たった200円の差なら、980円の方にしよう」

 

または

「1,000円近い価値のあるもの」と感じます。

 

 

このような数字のマジックを

“端数効果”といいます。

 

効果的な数字は

日本では“8”ですが

アメリカでは“9”

 

いずれにしても

実際の価格差以上に

“安く感じる”という点は国外でも一緒なんですね。

 

 

また、余談ですが

抱き合わせ商法って聞いたことありますよね?

これはセットで買うと

人は合理的判断が薄れるという効果を狙ったもの。

うまく売り上げの良いもの、悪いものを

セットにしてある場合があるので

興味がある人はセットの内容を確認してみてください。

 

 

さらに、

コンセプトを持たせたセットは

お客さんが“選ぶ手間を省ける”メリットがあるんです。

例えば、

“修学旅行のオススメお土産セット”

なんかはセット化することで

店のブランディングにもなって上手いなと思いますね。

 

 

さあ、もしも案件のオファーで

価格を端数にすることで

売り上げが上がる可能性があれば

提案してみましょう。

“ただのライター”ではないところ

書く前にアピールできるかもしれませんね。

 

 

さて次回は、

「魔法の言葉は『あなた』」がテーマです。お楽しみに♪